Alfresco Community Edition導入

ドキュメントの管理と勉強を兼ねて、Alfresco Community Editionをインストールしてみました。

AlfrescoはECM(Enterprise Contents Management)システムで、文書管理やファイル共有等企業内でのコンテンツ管理に主眼を置いたシステムだそうです。バージョン管理や検索(Lucene利用)、Webコンテンツ管理といった機能があるようです。今回利用するのは、オープンソースのフリーウェアである Alfresco Community Edition です。製品版である Alfresco One もありますので、企業で本格的に利用したい場合はそちらをオススメします。

手順としては、公式 or wikiからインストーラをダウンロードしてきて実行するだけなんですけどね。Tomcatで動作するサーブレットアプリケーションなので手動インストールも可能です。手動インストールしたい方はwikiを確認してください。

今回はインストーラを利用したものの、起動させるのに多少手間取ったのでそれについて書いていきます。

まず、やったことは以下の2つです。

  1. alfrescoのアプリケーションフォルダ以下にあるライブラリフォルダからmyface-***.jarを取り除く
  2. /etc/hostsの修正

Alfrescoはtomcat上で動作するサーブレットアプリケーションです。起動しない場合は、Alfrescoのインストールディレクトリ直下にあるalfresco.logや、tomcatのログファイルをチェックしてください。

上述の1についてですが、単純にアプリケーションのライブラリと、tomcatのライブラリでjarファイルが重複しているために発生するエラーです。今回はAlfrescoのアプリケーションである alfresco と share のlibフォルダからmyface-***.jarというファイルを削除しました。

2については、javaの参照するローカルドメインと定義されているローカルドメインが異なるというものです。alfresco.logにunknownhost Exceptionが出ていたらこれを疑ってください。今回はCentOSにインストールしたので、/etc/hosts の 127.0.0.1 の行の localhost.localdomainを修正しました。javaが参照するローカルドメインは hostname をコンソールで実行すると確認できます。

今回は仮想化したCentOS 6.5 に Alfresco 4.2.f をインストールしました。

2014年7月時点でのAlfresco最新バージョンは5.0.aのようですが、自分の環境ではなぜか起動させることができませんでした。

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